- n 話 ?-
あとがき
- 46 話
- 01 話
目次
見出し 各概要。
作品の裏側までを 特定の お題をもって 赤裸々に 開示していきます。
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見出し 1 // アルバチャス 誕生経緯 // 制作 年表
見出し 2 // 複数の主人公達 // 前半……。 有馬要人 、丹内空護 、天瀬十一 // 後半……。 神地聖正 、天瀬慎一 、彼誰五班 、カシュマトアトル //
見出し 3 // 作成時に感じた事と……。 // 作中の仕掛け ?製作上の縛りプレイ ? // 良かった事や苦労した事など // ネタ被りとの戦い //
見出し 4 // 今後について // 短編の作成 ? // 挑戦したい事 //
…………。
あとがき の 前置き
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さて……。いきなり始まりますが、「 開闢流転 アルバチャス0 」の あとがき を こちらで 紹介させて頂きます。
個人的な経験としても、本作品は なかなかのボリュームで 幅広く肉厚な体験ができました。
まえがき も用意せず あとがき だけを用意するのも変かもしれませんが……。
その分 濃密に 赤裸々に、いろいろ公開していきたいと思います。是非 お付き合いください。
…………。
こちらの ページを 拝読されている読者の方は、46話にも及ぶ 私の処女作を 読破した方々かと 思います。
まずは お礼を申し上げたいと思います。ご拝読 ありがとうございました。
もしかしたら……。中には……。
Webページ内を最初に 飛び回って、読破以前に こちらに辿り着いた 方もいらっしゃるかもしれません。
そういった 方々、もしくは それに近い方々も……。
こちらのページは 多分に ネタバレが 含まれる範囲へと踏み込む場合も 御座います。
以降を 読み進める場合は、悪しからず ご了承ください。
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それでは……。こちらより アルバチャスの誕生敬意や 物語に込めた 内面的な部分に 踏み込ませて頂きます。
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………………。
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~アルバチャス 誕生経緯~
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~アルバチャス誕生経緯~
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アルバチャスの制作にあたって……。
私が大きく影響を受けた 作品について、強いリスペクトを込めて 最初の方に触れたいと思います。
今作品を 制作する上で、主に 3つの作品が 大きな影響力を 及ぼしました。
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1つは 仮面ライダー シリーズ……。
1つは レジェンドオブドラグーン……。
1つは シャーマンキング……。
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以上の 3つの作品が 大きな源流として、今作品……。アルバチャスの オマージュ リスペクト元になります。
1つずつ 開設させて頂きますが……。
まず……。その中でも 仮面ライダーシリーズ……。というか こちらは……。その産みの親……。
石ノ森章太郎先生への リスペクトを込めるきっかけから お話をしたいと思います。
…………。
前置きとして……。私 個人の話をはさませてもらいますが……。
私は 元々 幼少期は特に身体が弱く……。怪我もしやすい 子供時代でした。
インドアな 生活スタイルが 子供の頃から基本になり……。学校では体育の授業等は 嫌いではありませんが とても苦手。
運動会などでは お察しの成績です。
…………。
学生時代のイベントを 病欠で休んだ 事も まま ありました。
そのせいか 子供の頃から 強さと 密接に隣り合う ヒーロー等には 強く心惹かれるものがあり……。
子供の頃に親しんだ 多くのゲームや アニメには、今思えば そういった要素が多かったと思います。
…………。
時間は進み……。私も大人になりますが……。
仕事で 宮城県は 石巻市に行った際に、ある光景を目にします。
多くのヒーローが 街中に造形物として 存在感を示していたんです。
石巻には 石ノ森章太郎先生の作品のキャラクター達が 立体造形として、多数 展示されていたんですね。
…………。
この時は……。観光の時間も無く 以降、未だに 足を運べていないのですが……。
後に 子供の頃に親しんだ作品の 1つ……。仮面ライダーを 生み出した 人物についてを……。
石ノ森章太郎先生の生い立ちについてを、インターネットから 知る事になります。
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驚いたのは……。
石ノ森章太郎先生の幼少期は、病弱で 家の中で 何かしら絵を描いてる日々が殆どだった事。
あれ程の 著名な作品を生み出し……。私が 大人に成るまでの 間に 平成ライダーシリーズとして復活し……。
今も 日本国内の 代表的なヒーローとして 根付いている 作品群を産みだした 人物が……。病弱な幼少期を過ごしていた。
…………。
本当に衝撃的でした。
この事が きっかけで アルバチャスの制作を始めたわけではなく……。制作自体は更に先になりますが……。
ヒーロー作品を 制作する際に、強い存在を及ぼしたのは 間違いなく これを知ったからでしょう。
…………。
少し脱線しますが、思いもよらない情報 過ぎて 驚いたのが 石ノ森章太郎先生の ニックネーム。
ジャガイモ だそうです。
なんでも、顔の骨格から 連想された命名だそうなのですが……。今のご時世では誤解を生みかねない場合もありそうです。
親しくないと ニックネーム足りえない辺りが交友関係内部での 親密さが伺えるのでは無いでしょうか。
…………。
更に脱線すると、平成ライダーシリーズの最後の方での作品 仮面ライダービルドには……。
詳細な産まれの土地に言及は無かったと思いますが……。
北国出身で 作中でのニックネームが イモ……。ポテト……。等のキャラクターがいます。
石ノ森章太郎先生の生家は 宮城県の 登米市 だそうで……。北国 × イモ類 = ベストマッチ……。
なのかなと個人的に思ってたりもしました。
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ちなみに この時の該当キャラクターを演じた 俳優は、平成シリーズで 幾度となく メインキャラクターとして出演し……。
高い アドリブ能力が 著名な、平成シリーズの象徴的な存在……。武田航平さんでした。
演じるキャラクターの差異は しっかりと差別化されているので、どの役も 人気を博していますし……。
俳優さん個人としても、屈指の人気を持つ方です。
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総合的に見ても 何かしらの 意図が ありそうで……。それとも偶然なのか……。不思議な所。
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話を戻しましょう。
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アルバチャスの 中でも……。
愚者のアルバチャス code-0-は、仮面ライダーを彷彿とさせる フェイスデザインをしている。
そんな風に思う方も多いと思います。
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当然、私が制作時に 意図したものでした。
理由としては……。変に意識して 差別化するよりも、リスペクトの念を 外見から 伝えられるようにした為です。
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ここで少しだけ 話が変わりまして……。
デザインのメイキングの話にもなりますので、タロットカードの中でも著名な 22枚……。
大アルカナについても触れさせて頂きます。
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code-0-は タロットカードの大アルカナで いうところの……。愚者に当たります。
ですが……。愚者 でもありながら隠しモチーフとしては、世界 のカードでもありました。
愚者でありながら、多くの 大アルカナの世界を旅する 新たな世界の 導き手なんですね。
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その為……。愚者の絵札と 世界の絵札に 交えられるメジャーな要素を デザインとして 落とし込む必要があったんです。
同時に……。後々の話の流れとして 大きく関わる、生命の樹の要素……。
アインソフオールについても 匂わせる必要があって、私の頭を悩ませました。
辿り着いたのは以下の レシピです。
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「 王冠 」 + 「 葉 」 + 「 000(アインソフオール) 」 + 「 道化師の象徴(ベネチアンマスク) 」
( 後に……。No.7 戦馬車、No.16 塔、No.19 太陽 等の多くのアルバチャスを考案しますが……。
同様に 個別に異なる多くの要素を抽出していく事に成ります。 )
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考えに考えた末に、上述の 4点が code-0-の フェイスデザインを考えるうえで 抽出されました。
抽出された要素を 何度も組み合わせ……。先述した、リスペクト元を意識した 形にして……。主人公の 変身後の姿にする……。
正しく 考えが まとまった瞬間です。
変に差別化を狙うよりも リスペクトを前面に押し出した 結果、産まれたのが code-0-の フェイスデザインだったんですね。
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先述している通り……。code-0-系列以外は、個々に 抽出した 関連要素から 作り出した デザインなので……。
全ての アルバチャスや レヴル・ロウ関連の フェイスデザインのベース……。code-less-も 例外ではありません。
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code-less-は……。
「 逆五芒星 」 + 「 太陽 」 + 「 三日月 」 + 「 ∀ 」
こちらの 4点が デザインの根幹になります。
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後に……。諸事情によって 根底の設定は 自主的に 変更しますが……。
アルカナを扱う負の天使とも言える 怪人に、仇成す為の対抗手段としての意味での 悪魔と 逆さの A……。
最も強いとされる 大アルカナの中の 5枚の切り札から 3枚……。太陽、月、星を組み合わせた デザインが 基礎です。
( 太陽、月、星を選んだ 理由は この 3つが 天にある物の為……。
天に拘った理由としては……。作中の物語の原点が アエルの民に帰着しますが、アエルは 天を意味する言葉でもある為です。
アルバチャスの開発者 天瀬慎一は、アエルの民について 知っていたのかは定かではありませんが……。
人間が生活するうえで 文明と大きく関わる 天体に 何かしらの思いを巡らせていたのかもしれません。 )
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作中での悪魔の扱い等の多くの変化は後述しますが……。
当初のアルバチャスの物語は、アルカナの怪人から見て悪魔とも思われるような 変身ヒーローが アルバチャスでした。
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さて……。ここまでが……。1つ目の強く受けた影響についての お話になります。
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ここからは……。残す 2つの影響 について……。
物語 造りにおける 世界観の創造や 見せ方で 私が最も 感銘を受けたのは プレイステーションの ロールプレイングゲーム……。
レジェンドオブドラグーンでした。
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こちらのゲームは 根強いコアなファンが 多く……。今も続編が 望まれているのだとか……。
私も ファンの 1人で……。未だに 攻略本込みで 手元にあります。始めてクリアした ロールプレイングゲームも こちらでした。
しかし……。知名度は 高くはないようなので……。簡単に世界観を要約したいと思います。
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……。
主人公は 過去に故郷を失っており……。その原因は 謎の多い魔物でした。
故郷と両親の敵を 打つために 旅を続ける中……。育ちの故郷が 戦争に巻き込まれている為……。帰郷し……。
そこから 物語が始まります。
以後……。多くの謎と……。両親の過去をも巻き込んで……。大きな戦いに 身を置くようになっていく……。
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かなり……。大味に切り取ってますが……。要約するとこんな感じでしょうか。
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こちらの作品は……。主人公を始め パーティに加わる全キャラクターが 竜の力が 秘められた アイテムで……。
常人を超えた 姿に変身する、不思議な要素も組み合わさった 王道路線のゲームです。
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異世界を舞台にした 変身ヒーロー作品といっても過言ではありません。
もちろん……。この変身要素も 好きなのですが……。私が特に感銘を受けたのは……。群像劇でもある シナリオ構造でした。
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幾つかの過去の出来事が多角的に絡み合うのは、物語造りの基本では あるのでしょうが……。
こちらの作品でも、次々と 新たな行動目標や事件が 発生します……。それらの連鎖的かつ 意外な関係性が凄く面白いんです。
何処を切り取っても 無駄が無く……。緻密につくられている作品だと思えました。
世界観の奥行きも広く……。続編が 望まれるのも頷けるものです。
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3つ目の影響として……。シャーマンキングですが……。
こちらも 独特の世界観を持っており……。先述した 2つの作品とも 当然ながら異なります。
2021年に 新しく始まった アニメの仕上がりも素晴しく……。原作の多くの名シーンが 映像として 蘇りましたね。
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強く影響を受けた 部分に 注目するのであれば……。複数の主人公と 多くの形を持つ 愛の大切さなどでしょうか。
シャーマンキングは 独自の世界観と死生観を持つ作品ですが……。
作品が持つ主要なテーマは 間違いなく 愛についてです。
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連載時の掲載は 少年誌でしたが、その中身は 青年期向けな部分もあり……。
大人になってから読み返しても楽しめる 不思議な一面も持っているんですね。
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長くなりましたが……。ここまでを 総括すると……。
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ヒーローとしての象徴的な部分は 仮面ライダーから……。
作中の 群像劇的な多くの繋がりを元にした構造は レジェンドオブドラグーンから……。
全体を通して 複数の主人公を元に 愛を訴えかける流れは シャーマンキングから……。
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つまり……。三者三様から強く影響を受けた 結果が組みあがっていったのが アルバチャスだったんです。
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ここからは……。これまでの事も踏まえつつ……。更に深く 制作時の裏側に潜っていきましょう。
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実を言うと 初期のラスボス候補には 19 の数字を冠する……。これだけが決まってました。
とてもデリケートな 話題なので 公にするか悩みましたが 初期のラスボス候補の 元ネタは COVID-19……。だったんです。
COVID-19 は、言わずと知れた コロナウィルスの国際上の正式名称で、この名称を ご存じの方も多いかと思います。
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大きく脱線してしまう為 詳細は割愛しますが……。
パンデミックが どれほど 恐ろしいものなのかを、私は 個人的な 経験から把握しておりました。
かといって……。なんの影響力も持たない 自分自身についても 理解していたので……。
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せめて、世界的に大きな混乱を作り出した このウィルスを……。
空想の作品の中だけでも 1つのキャラクターに はめ込んで倒せないものか……。
そんな 考えから始まったのが アルバチャス作成の 本当のスタートラインだったと思います。
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……。
しかし、先にも述べた通り デリケートな題材ですし……。創作活動は 私も初めての試みなので……。
病魔を倒すとか 直接的な表現は 避ける事を決めました。
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というのも……。作品を作り上げる 都合上……。
1つのキャラクターを描くうえでも、いろいろな側面を用意する必要が有ります。
…………。
完全な悪役には 同情の要素を出来る限り描写しない。
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そういった自分の中での課題もありましたが……。
もしかしたら 著者の 私が意図しない意味合いや、印象が 伝わってしまう事も 懸念事項として無視できません。
…………。
ならば……。もう少し イメージを 元から離して、別の物をモチーフに……。
そして、発想は あくまでも発想として扱い……。
後に 発展した先の物は 別の物として、しっかりと物造りに向き合おうと考え直し……。再度 考える事にしました。
…………。
……。
作品作りに込めるのは、少しでも 勇気や愛を 発信する事です。
…………。
理不尽な連続でも 負けないような、最後に試される強さを……。どんなに辛くとも何処かに打開策が有る事を……。
積み上げた物が全て 無駄になる事は無いのだと……。
自分でも知らない所で 意外な形で 誰かを助ける事も あるのだと……。
直接 声に出すには 難しい事を 表現したい気持ちは変わりませんでした。
…………。
私が これまでに触れた 多くの経験や、作品群からのメッセージを 練り込んで……。挑戦が始まります。
…………。
……。
そんな時に タロットカードについて 何故か意識が向き……。
あまり知らなかった事も有り、少しずつ調べるようになります。
これについては、題材として とても面白いと 当時も感じました。
…………。
タロットカードで 著名なのは メジャーアルカナとも呼ばれる 22枚の 大アルカナですが……。
マイナーアルカナとも呼ばれる 56枚の 小アルカナも含めると 総数 78枚で 1組のデッキになっています。
…………。
更に 面白い事に、小アルカナは トランプのスート( 各マーク )と同様に、4つに別れており……。
小アルカナの スート……。剣、聖杯、杖、金貨( 護符 カード等 複数の意味を持ちます )の 4つは……。
トランプの スートとも 連動してるとされているのだとか……。
※ 剣 = スペード 。 聖杯 = ハート 。 杖 = クラブ 。 金貨 = ダイヤ 。……等々。
小アルカナは 数字でも 意味が変わるので、調べ始めると かなり時間を 使います。
楽しめる人は トランプのスートも 深堀り 出来るので、時間に余裕がある時は 調べてみると面白いかもしれません。
騎士 = 風 。 女王 = 水 。 王 = 火 。 斥候( 小姓等……。) = 土 。
剣 = 風 。 聖杯 = 水 。 杖 = 火 。 金貨 = 土 。
スペードは 死 の象徴 等……。いろんな解釈や 関連があります。とても興味深いですよ。
…………。
……。
ちょっとした 経緯で 少しずつ 楽しみながら、調べていき……。
成り立ちも 完全には解明されていないらしく……。アルカナの文字通りの神秘性を知ります。
これに、現代文明でも身近な 1つの神秘の塊……。
スマートフォンを掛け合わせて、神秘と 近未来的な イメージの相乗りが 固まり始めました。
…………。
作品を制作する 動機と思いを 念頭に置いて……。
最も適した作風を考えた結果 変身ヒーロー物へと行きつきます。
この時に 更に付与される リスペクト精神や、ビルドゥングスロマーンについては 前述の通りです。
…………。
仮面ライダーには 教養小説を意味するビルドゥングスロマーンの精神も 定義づけられており……。
作中を通して 主人公達が成長していく物語でもあります。
( これは 多くの物語でも 触れられているもので、もしかすると 物語づくりを行う上では 王道の……。
いわゆる 鉄板のテーマなのかもしれません。 )
…………。
また、タロットカードの大アルカナは 諸説ありますが……。
愚者が 複数のカードの世界での旅を経験して 一巡し、過去とは異なる 新たな旅に( 新たな世界に )向かっていく。
……そんな解釈があるのだとか。
…………。
……。
なんと、タロットカードの大アルカナは 物造りにおける オーソドックスな 流れと親和性が高かったんです。
…………。
私は、何も深く考えずに コレだ !!!!……と直感しました。
ここに来て、やっと 主人公の骨子が見えてきましたね。
ラスボスの候補を 最初に決めて……。倒したい奴から 始まった 作品作りが 少しずつ 形を作っていきます。
多くのリスペクト元から、メッセージを受け取ったつもりで……。骨格が形作られていきました。
…………。
何もない 0……。愚者の主人公が……。19……。つまり 負の太陽を倒す 物語の土台が 出来た瞬間です。
ここまで 発展すれば……。最初の志を引き継いでも、問題の無い物が作れると……。私は 確信も持ちました。
タイトルも まだ無い タロットの変身ヒーロー 物語の 一時創作が いよいよ歩き出します。
………………。
…………。
……。
~作成時の年表 等~
…………。
ここまでが……。2020年の 9月頃。
以後……。第一次 全体プロットの作成を 2020年 10月頃。
手直しを行った 最終ベース プロットの作成は 2020年 11月頃に……。
年を跨いで 2021年 1月上旬 頃には 更に……。各エピソードの掘り下げが 完了。
…………。
イラストの作成もプロットの作成を並行し……。2021年 2月頃に 初期案を完了。
この頃に終えたのは……。
…………。
……。
code-0-、code-7-、code-16-、code-19-、code-0- DAAT、code-7- DAAT……。
code-000-、code-0000-、-A-13-、AA-18、-JFC-、code-less-、レヴル・ロウ、実動班員専用戦闘服……。
ピップコート ペイジ型、エヌ・ゼルプト ドゥークラ、エヌ・ゼルプト ナティファー、エヌ・ゼルプト イェルクス( 顔のみ )……。
ピップコート キング型、エヌ・ゼルプト マーへレス、アルバチャス 専用武装 バラージ・アームド 3種……。
カシュマトアトル、code-19-( 怪人体 顔のみ )、エヌ・ゼルプトや ピップコート専用 武器……。
…………。
……。
先述の通り、2021年 2月頃に 初期案を制作し終えたので 直ぐに次の作業に。
概ねの必要な 根幹キャラクターの デザインを終えて、次は 発表の場……。webページの作成を検討し……。
html、css、javaの勉強を手探りで行いながら、ページの作成を開始。
…………。
この頃には 現在の Twitterアカウントを作成し……。少しずつ アカウントでの活動も始めました。
そして、Twitter上でも アルバチャスの宣伝を行うようになり……。2021年 3月 1日から 告知を始め……。
…………。
2021年 7月 25日……。ついに「 開闢流転 アルバチャス0 」の 1 ~ 5話の公開と共に 個人連載が始まります。
…………。
……。
以下 簡易年表。
…………。
第一章 スタート。
2021年 7月 25日……。1 ~ 5話 公開。災厄の凱旋 編が スタート。
2021年 9月 21日……。6 ~ 10話 追加。災厄の凱旋 編が 完結。
…………。
第二章 スタート。
2021年 11月 10日……。11 ~ 13話 追加……。神と惨苦 編 スタート。
2022年 1月 5日……。14 ~ 16話 追加……。
2022年 3月 18日……。17 ~ 21話 追加……。神と惨苦 編 完結。
…………。
第三章 スタート。
2022年 4月 29日……。22 ~ 24話 追加……。戦火の跡 編 スタート。
2022年 5月 8日……。25 ~ 27話 追加……。
2022年 5月 21日……。28 ~ 30話 追加……。戦火の跡 編 完結。
…………。
第四章 スタート。
2022年 6月 2日……。31 ~ 33話 追加……。4枚の裏側 編 スタート。
2022年 7月 17日……。34 ~ 36話 追加……。
2022年 8月 4日……。37 ~ 39話 追加……。4枚の裏側 編 完結。
…………。
最終章 スタート。
2022年 8月 31日……。40 ~ 43話 追加……。最後の切り札 編 スタート。
2022年 9月 16日……。44 ~ 46話 追加……。最後の切り札 編 完結。
…………。
……。
プロットの作成を含めると 約 2年にも及ぶ 創作ライフでした。
初期のプロット制作以降の 個人連載期間だけなら 1年と 2ヵ月ほど……。
話数的にも 30分番組 40 ~ 50話程度のボリュームを 意識しましたが、各話毎に文字量にはムラはあるので……。
改善の余地はまだ あるかと思いますが……。総括としては 良い経験を 出来たと思っています。
…………。
次はアルバチャスの主人公達について……。
………………。
…………。
……。
~複数の主人公達~
…………。
~ 有馬要人 、丹内空護 、天瀬十一 ~
…………。
本作品には 主人公が 複数存在します。
見出しのタイトルにも 表記されている通り……。
…………。
有馬要人(アリマ カナト)、丹内空護(タンナイ クウゴ)、天瀬十一(アマセ トオイチ)……。
こちらの 3人は 間違いなく、その複数の中でも主要な 3人に含まれます。
…………。
3人の中でも、最も中心に来る 主人公は 有馬要人なのですが……。
たぶん、読者目線では 所々では 頼りがいは無く……。
場面によっては 丹内空護や 天瀬十一が 主人公に見える シーンもあるでしょう。
当然 これは 意図したものです。
…………。
なので そんな印象を持って頂けてたなら 上手く書けたのかなと……。
逆に そこまででも無いのなら……。私にとっての 今後の課題になります。
…………。
……。
何故 こんな 形式にしたのか……。
理由は……。有馬要人に 与えた役割が 2つ存在していたからです。
まず……。
作中の舞台 ニューヒキダに外部から来た、読者に近い クエスチョンを持つキャラクターであって欲しかった点が 1つ。
次に……。
そんな右も左もわからない中……。ビルドゥングスロマーンの主要キャラクターとして、成長して欲しかったから。
…………。
1つ目から解説していきましょう。
…………。
読者目線に近い クエスチョンを持つキャラクター。これは あらゆる作品の中で取り入れられますが……。
作品によっては主人公だったり、ヒロインだったり、ライバルだったり……。はたまたナレーションだったり……。
第一に優先される 視点で、作品の見え方を大きく変える 重要なポイントになるのでは無いでしょうか。
…………。
本作品は 三人称で進むシーンもあるので、一概には言えませんが……。
主人公視点で進む際には……。
自然な形で 世界観への疑問と答えを受け取れるようにしたかったのが これを採用した理由の大部分です。
…………。
最終回まで読破した方は周知の通りですが、青年 有馬要人は( 場合によっては含む 殆どのキャラクターは )……。
物語が始まった当初……。
わからない事だらけで、知っている側のキャラクター達に いいように利用される事もしばしばあったりして。
いろいろな謎が 最後まで じっくりと時間を掛けて 明らかになります。
かなり慎重に 進めた部分も強く……。
折り返しを過ぎた 30話頃でも 不明な情報が 当たり前のように存在したり……。気が抜けません。
私も情報面での管理で 気が抜けませんでした。
…………。
ですので……。
これらが噛み合って、主人公を中心にした登場人物達と似た 緊張感を 演出できてたのなら 嬉しい限りです。
…………。
……。
次の項目……。聞きなれない言葉かもしれません。
ビルドゥングスロマーンの主要キャラクターとして、成長して欲しかったから……。ですね。
…………。
このビルドゥング なんとかとは……。先述しましたが 教養小説の意味を持つ言葉です。
つまり……。主人公が多くの体験を経て成長する物語……。
…………。
複数の役割を持って、誕生した主人公ですが……。
シーンによっては 頼りない事も、好感を持てない事も あったかもしれません。
…………。
ですが、それでいいんです。
アルバチャスのメイン主人公 有馬要人は……。生き方 在り方を模索し……。
46話を駆け抜けて 最後の方で やっと主人公として 完成する人物ですから。
ビルドゥングスロマーンの観点から、最後の最後に やっと 1人の主人公として 完成する……。
そんな 等身大のまま 歩き続けてくれる主人公が 有馬要人なのです。
…………。
それを補佐する為に……。主人公が成長する最初の きっかけの 1人……。
21話頃までの サブ主人公としては……。丹内空護が……。
…………。
有馬要人や 丹内空護に 触発されて 物語の裏側への道を繋ぐ 1人……。
22話以降の サブ主人公としては……。天瀬十一が 存在しております。
…………。
かといって……。この 2人は 舞台装置的な 役割でもなく、独立した 主人公として……。
見方を変えれば 単体で メイン主人公を任せらられるような 苦難にぶつかり 成長していきます。
…………。
作中で登場する アルバチャス専用武装 Barrage Armed( バラージ・アームド )は……。
三者三様に 得意もわかれ……。当然これも意識しての設計を施しました。
…………。
活躍の分野も……。成長のテーマも 方向性も 三者三様。
…………。
3人共、他の 2人と異なる点もありますが、共通点も 持ち合わせていたりします。
…………。
有馬要人は 全体的な ストーリーラインの 一部が 丹内空護と似てますし……。
過去では現在と名前が異なる時期が ある等、細かい要素や 直面する苦難の種類も似通っています。
一方で……。解決の方向性や 結果……。その後に請け負う 役割が異なってたり完全な イコールではありません。
…………。
丹内空護と 天瀬十一は……。言わずと知れた 付き合いの長い友人関係で、進路こそ異なるものの 親和性は高いです。
互いの目線を理解しやすくもある為、相互に協力関係を結びやすくもあり……。
表立って 交流が多い時期は 物語でも安定感を持たせやすかったと思います。
…………。
天瀬十一と 有馬要人は……。どちらも アルカナの光の秘密に 距離が近く……。
当人達が 意図するにしろ しないにしろ……。
全体に潜む 作中の謎を解明する きっかけに 個々に触れていきますね。
…………。
個人的にですが……。三者三様を 上手く差別化できたのではないでしょうか。
…………。
とはいえ……。
メイン 主人公……。有馬要人にも 読者の知らない 過去が必ず存在します。
前述の通り、本名は全く異なりましたし……。実は ニューヒキダに強く関連する人物だったりしましたね。
それを掘り下げる時……。役割の 1つ……。読者視点の 部分を 達成できなくなってしまう……。
…………。
そんな時の為に……。丹内空護や 天瀬十一が しっかりと 脇を固めて……。
必要な時に応じて……。
わからない事だらけの不安になりやすい、理不尽だらけの 物語で……。読者の拠り所になってれば いいなと思います。
…………。
そんな 計算を重ねた 3人の主人公ですが……。
…………。
今だからこそ掘り返すと……。制作時に このバランスが危うい時期も ありました。
危うかったのは 丹内空護です。実は 完全に 退場する可能性も 検討していたんです。
そうなっていれば、後半の流れは大きく変わっていたかもしれません。
…………。
ですが……。
紆余曲折はあっても、本来のプロットを 尊重し……。
整合性に最低限の重きを置いた結果……。3人の主人公が 最後まで頑張ってくれました。
…………。
物語全体を通して 時間を掛けて未来に向けて成長する 主人公 有馬要人と……。
作中開始時には ある程度 安定した状況から始まり、翻弄されて 過去を知り 成長する 丹内空護。
そして……。理由があったとはいえ 最初期では敵対し……。現在での清算を経て 今を戦い続ける 天瀬十一。
…………。
読者の方々の中でも、気に入った 1人でも出来たなら 嬉しい限りです。
箸休めでは無いですが……。
せっかくなので、3人 のアルバチャスのイメージを まとめて明かしたいと思います。
( 愚者のアルバチャス code-0-は 先程公開しましたが……。改めて まとめさせて頂きました。 )
…………。
code-0- ……。「 王冠 」 + 「 葉 」 + 「 000(アインソフオール) 」 + 「 道化師の象徴(ベネチアンマスク) 」
code-7- ……。「 戦馬車(チャリオット) 」 + 「 戦車(タンク) 」 + 「 剣闘士 」 + 「 死神 」
code-16- ……。「 凶事 」 + 「 雷鳴 」 + 「 裏の有る闇( 象徴に -JFC-のベースデザインが隠れています ) 」 + 「 打破 」
…………。
3人の主人公については この辺で 終えたいと思います。
次は……。別の主人公達について……。
………………。
…………。
……。
~ 神地聖正 、天瀬慎一 、彼誰五班 、カシュマトアトル~
…………。
神地聖正(カミチ キヨマサ)、天瀬慎一(アマセ シンイチ)……。
木田郷太(キダ ゴウタ)、大代大(オオシロ マサル)、伊世伝次(イセ デンジ)……。
荒井一志(アライ カズシ)、恵花界(エハナ カイ)= 悪魔のエヌ・ゼルプト = レト……。
戦神 カシュマトアトル……。
…………。
総勢 8人……。一部 単位が違いますが ここは ややこしいので 〇人で 統一します。
厳密には 6人と……。1体と……。1柱……。でしょうか。
※エヌ・ゼルプトは 体……。神類は 柱……。
…………。
……。
では こちらの テーマで 始めさせて頂きます。
…………。
唐突ですが……。この中で 最も 速く誕生した キャラクターは……。
神地聖正 です。
…………。
逆に……。最も最後に誕生したのは……。
恵花界 でした。
…………。
どんな印象を持ったでしょうか……。詳細について 進んで行きましょう。
…………。
神地聖正の 誕生については、アルバチャス 誕生経緯でも降れましたが……。
先程 紹介した 3人の主人公よりも 先に ベースとして 仕上がったのが、太陽のアルバチャス 神地聖正でした。
…………。
当初は、3人の主人公が協力して倒す 裏の主役であり……。最後の敵だった ラスボス候補です。
…………。
初期のプロットでは……。全ての元凶であり……。
神地聖正 視点では……。計画通りに 目的を完遂する 直前に……。幾度となく 3人の主人公との戦いが起こり……。
打ち負かされる……。そんな流れでした。
…………。
それが 今では……。前半から中盤の 中間ボスのような 立ち位置です。
…………。
初期のプロットでは ラスボス予定のキャラクターが……。最後に誕生した キャラクターよりも先に作中では退場し……。
太陽どころか 道化のような 形で 梯子を外される。
…………。
3人の主人公……。有馬要人、丹内空護、天瀬十一との 人間関係は 初期のプロットと 殆ど変わっていませんが……。
作中での 活躍の時期が 大きく変わったのは、物造りの面白い所ではないでしょうか。
…………。
こうなった 最大の原因は……。やはり……。全体のバランス調整が大きいです。
…………。
最終盤に明かされる、光の試練や……。
エヌ・ゼルプトの誕生 経緯 等の 公開、意外な形で 関わっていた主人公や ヒロイン達。
そして、神地聖正も トーラ( 古嶋三尋 )と関わっていますが……。
じっくり考えていくと……。
物語最大の 大ネタと、それへの 解決 等が 描写される 最後の局面の ボスとしては 少し 弱いかなと 思いました。
…………。
ヒーロー作品ですので……。主人公が最後に戦う相手が、面識のある人間なのも少し 力不足のような……。
( 神地聖正は 最後に エヌ・ゼルプト化しますが……。これとは別に……。 )
そんな印象を持ってしまったんです。
…………。
また……。当初の予定通りであれば……。13話での展開が もう少し後ろ倒しになります。
従って、それまでの間には 主人公達の 主要な敵は、ピップコート等になりますが……。全体的に俯瞰してみると……。
20話近く……。もしくは それ以上を、量産型の怪人側の兵隊で 持たせるのも地味ですし……。
この辺を見ても 改善の余地は有ると 感じました。
…………。
改善案として 当初よりもエヌ・ゼルプト等が 増産されます。
増産したのは、エリアイズ、ウロド、セドネッツァ、ポメグラネト、怪人としてのエスネト、怪人としてのレト です。
…………。
神地聖正について 話を戻しましょう……。
彼は作中において、率先して悪事を行う人間の 1人です。味方化させる考えは ありませんし……。
主人公達との衝突は避けられません。3人の主人公達とも 個別に 大小様々な 因縁があります。
…………。
結果的に……。思い切って 作品内の 背景を掘り下げる為の 中間ボスとして 活躍してもらえるように 再考し……。
悪事が 怪しまれる 最初の衝突も、13話頃まで 前倒しに成りました。
コレを決めてからは……。プロットは修正していったので……。本編の書き始めよりも早く 全体の流れが 変わっていきます。
…………。
お陰で 1話や 2話の早い段階から 妖しさ満点の……。なにか 含んだ権力者が……。
映像を見ながら 工芸茶を楽しむシーンが 産まれました。
いろんな作品でも 王道な、状況を用意して流れを先導する マッチポンプ 悪党ですね。
…………。
そんな 誕生経緯と、キャラクターとしての 肉付けを行われる 神地聖正ですが……。
象徴される 大アルカナ……。太陽とは 正反対に……。変な所で 用意周到で 小物的な用心深さを持っています。
豪運と 用意周到さを持っていたからこそ 周りの環境を 使いこなせたのでしょう。
…………。
そのくせ、大物を装う程度に 一部では大胆で……。
装った表の裏返しとして、狙いが傾きそうな時には 大きく取り乱します。
全体を見れば 及ぼしている影響の被害規模も 大きく、主人公達との幾度かの対決の 行方には 注目が集まったのかもしれません。
…………。
先述にも ある通り……。
初期のプロットでは ラスボスとして、3人の主人公達と 対決し……。敗れる流れでした。
ですが、少しずつ力量差が埋まる 中盤や 後半でまでに 共闘戦を持ってこないのも不自然ですし……。
出しすぎても新鮮さが薄れてしまいます。
…………。
加えて……。ラスボス以外で 1人の相手に 共闘するシーンが 常態化してしまっても……。
主人公達が 強くなったように見えなくなってしまいます。
…………。
共闘するシーンは なるべく、共闘する合理的な意味が欲しかったんです。
敵対相手の方が 精強だとか……。完全な数の不利に晒されているとか……。
そうでなくては、只の弱い者いじめのようで……。ヒーロー作品としては よろしくありません。
…………。
その為……。3人の主人公達とは 途中からは 単体で戦うシーンが 増えていき……。
各キャラクターの 成長と 緊張感を 表現する為に、頑張ってもらう事にしました。
…………。
有馬要人は 初めての 強化モードの最大の奥の手で……。エヌ・ゼルプト化した 神地聖正と……。
丹内空護は不完全なまま 夢川結衣と共に 初の共闘を行い……。精神体の 神地聖正と……。
天瀬十一は 父 天瀬慎一と、上司として尊敬する 神地聖正の 側面を 知る人間として……。怪物として利用される 象徴と……。
…………。
三者三様に戦い、三者三様に打ち勝ちます。
…………。
こうして書き出すと 過労気味な気もしますが……。
本来の裏の主役として、多くの見せ場を用意できたと思えば 悪くはないのかなと思えました。
…………。
ちなみに神地聖正のアルバチャスの デザインイメージは 以下の通り……。
code-19- ……。「 太陽 」 + 「 王 」 + 「 純粋悪 」 + 「 神聖 」 + 「 和 」
…………。
……。
さて次は……。最後に誕生したキャラクター……。
恵花界 もとい……。悪魔のエヌ・ゼルプト レトに ついてです。
…………。
神地聖正とは 対照的に 前半の最後の方から 登場しますが……。面白い事に キャラクターとして描写されるのは 15話周辺から。
名前だけなら 13話 辺りからでしょうか。
…………。
読者の皆様は ご存じの通り……。
大アルカナでは 13は 死神……。15は 悪魔……。なんとも不吉な組み合わせですね。
…………。
もしかしたら……。恵花界だけではなく、彼誰五班の登場を 少々 良く思わなかった 読者もいるかもしれません。
映像作品ならばまだしも……。
文字だけの表現では、少し キャラクターの数で渋滞を起こしていた シーンもあったかと思います。
…………。
特に 3人の主人公達や 敵対する アルバチャス 神地聖正への焦点が薄れないか危惧されたり……。
どういった関係が 本筋と あるのか、見えてこない頃もあったでしょう。
恐らく……。22話から 28話辺りまでは 特にそんな印象が強いかもしれません。
…………。
調度……。エヌ・ゼルプト化した 神地聖正が倒され……。ボリュームゾーンを 一山 超えた辺りで……。
…………。
存在感が危ぶまれる中……。
恵花界の正体の 一層目が 判明し……。丹内空護に 仕掛けられた爆弾が 爆発します。
悪魔としての レトの本格的な登場と、死神エスネトの 覚醒ですね。
以前から 水面下で動いてたとはいえ、レトの悪魔らしさが 表だって露出するのは この頃でした。
…………。
それまでの 暴走気味な行動が目立つシーンも、背景が隠れていたと判明する瞬間でしょうか。
…………。
但し……。これだけでは やはり 急遽 投入された 雰囲気が強いですが……。
レトが 子供の頃の主人公に擬態して、そのまま成長した事が判明すると 一気に 意味のあるシーンだらけになった筈。
悪魔の正体の 二層目ですね。
…………。
最後の方では、正体の三層目。
レトの元になった人格の人物が、ヘキソットや トーラと同様に アエルの民であったと 明かされますが……。
…………。
ここまで来る前には 終盤まで戦う キャラクターに恥じないような……。
殆どのキャラクターと 因縁を持った悪へと 花開いたのかなと思います。
光の試練で 人生が大きく狂った アルベギ族の カシュマトとも 擬態能力を経由して 因縁を作れたのは大きな収穫でした。
…………。
悪魔の最後は 主人公とは対照的に……。何者でもない 只の敵対者として、彼誰五班としての繋がりを持つ 2人……。
荒井一志と 大代大によって 倒されます。
…………。
有馬要人からは……。The Dark Aceを倒され 復活の手段と 存在目的を 完全に潰される形で……。
間接的にかつ 根治的に 止めを刺されます。
…………。
最後に行った 有馬要人への嫌がらせも、カシュマトアトルの協力と 天瀬真尋が待たせた御守りで跳ねのけられてしまい……。
狙いが 上手くいかずに、当人も知らぬ間に 本当の終わりを迎えました。
…………。
新たな姿になった レトは、もしかしたら まだ 復活できると 余裕を隠していたのかもしれません。
…………。
ちなみに……。悪魔 レト関連の 抽出要素がこちらです。
レヴル・ウィステリア……。
R・W ……。「 L 」 + 「 R 」 + 「 ∀ 」 + 「 藤の木 」 + 「 異物っぽさ 」 + 「 愚者との関連 毒々しい黄色 」
…………。
デビル・アイン……。
D・A ……。「 R・W 」 + 「 ティファレト → ホド( 生命の樹における悪魔の経路 ) 」 + 「 混沌 」
…………。
……。
神地聖正……。悪魔 レト……。
物語の裏側を 盛り立てる 裏の主役ともいえる 2人の悪でした。
どちらも 過去はありますが、悪辣な行動を行う背景を 細かくは描写していません。
先にも触れましたが、あまり悪役に感情移入はして欲しくないので、こういった構造にしました。
後は……。これは個人的にですが、秘密が多い方が 悪は 様になるかなと 思ってる部分も有ります。
…………。
今回の項目で 最後に スポットが当たるのは……。
5人と 1柱……。
天瀬慎一、木田郷太、大代大、伊世伝次、荒井一志……。そして 戦神 カシュマトアトルです。
…………。
アルバチャスの開発者……。天瀬慎一は、神地聖正や 3人の主人公達の関係を考える際に 自然と思いついた人物でした。
…………。
サブ主人公の 天瀬十一や、ヒロインの 天瀬真尋の父でもあり……。
前宇宙文明の古代人 トーラ( 古嶋三尋 )とも交流を行う 重要な人物です。
…………。
今作は 本編の背景に 大きく分けて 4種類の 過去エピソードを 用意しました。
1. 最古の前宇宙での エヌ・ゼルプトに関連する 根幹部分。ヘキソットや レトの原型の人物、トーラが 関わります。
2. カシュマトアトルが 生前に体験した 出来事。タロットカードと 怪人達の関連と、真紅の戦士が 誕生する物語。
3. 現代よりも 四半世紀近く前からの流動的な 年単位での期間。天瀬慎一と 神地聖正が 中心の 22災害までと 以降の物語。
4. 本編の 18 ~ 19年程前。22災害当時に 各地で起こった 個々人物達の出来事。
…………。
天瀬慎一は、上記の中での 3. と 4.に 大きく関わる 主人公でもあります。
…………。
3人の主人公達からすれば 関係はまちまちですが……。先程の 2人の悪とは別の形で 不可欠な 裏の主役になるでしょう。
功績には 尺の都合上 あまり 念入りに 焦点を当てられませんでしたが……。
アルバチャスの開発を始め 多くの 画期的な アイディアを形にしている……。
APC名義で 多数の製品を開発している想定で書いたつもりです。
…………。
触れる ホログラム ロゴグラムは、アルバチャスの機能選択にも 取り入れられているのですが……。
このシーンは 序盤の 一部で あっさりとしか表現していない為……。印象は弱いかもしれません。
…………。
アルバチャスの基本機能の ホバー滑走機能の応用での 小型自走機や、アルカナの光を用いたコーティング技術等も含めて……。
文字だけでの表現の都合上、情報量の テンポを重視して 割愛しているので……。
今後 また何かを書いた時に、改善可能なら 挑戦したい部分でもあります。
…………。
青年期には愚者 兼 魔術師を……。現代軸では 隠者に関連付けた キャラクターなので、尚更 影は薄いかもしれませんが……。
志は……。神地聖正の良い部分と合わせて……。天瀬十一が 受け継いでいくでしょう。
…………。
……。
木田郷太、大代大、伊世伝次、荒井一志……。
こちらの 4人は 恵花界と近い時期に 後から 追加されたキャラクターです。
…………。
具体的には 3話頃でしょうか。
当時 既に……。というか 1話の冒頭から量産型 レヴル・ロウの登場は 匂わせていたので……。
それを扱う キャラクターに 焦点を当てるかどうかは、悩みながら書いていました。
…………。
あまり 注目度が上がり過ぎると……。
主要な 3人の主人公達と、唯一の敵対する アルバチャス 神地聖正の 印象を薄くしかねないからです。
…………。
とはいえ……。3話の段階で 神地聖正の影響力や、これに従う 当初の 丹内空護の持つ 危うさ……。
読者目線での 考えの齟齬など……。この辺に 突っ込みを入れるキャラクターは 欲しかったのも事実でした。
…………。
書き始めの頃なので、まだまだ 表現の技量が未熟な自覚はありましたが……。これらを解消する手段として……。
他の実動班員達は どう見ているのか……。そんな視点に注目したんです。
…………。
急な流れでしたが……。荒井一志は 誕生し……。同時に複数の 実動班員もキャラクターとして用意しました。
…………。
映像作品や漫画等なら、ちょっとしたシーンでも 台詞も最小限で 登場させられますが……。
まだまだ 主要な人物達の印象を 強くしたい時期なので……。本格的な登場は、前半でも中頃になっていきます。
…………。
構成として、丹内空護と近い ベテランや中堅の 班員から 2人……。木田郷太、大代大。
適性の高そうな 若者から 3人……。荒井一志、伊世伝次、恵花界( の擬態で 記憶を無くした不完全な頃の レト )。
…………。
若者 3人は同期間での エピソードがありましたが……。木田郷太、大代大には 特に目だったものはありません。
…………。
木田郷太の場合は 尺の都合で 割愛してしまいました。
日樹田地底湖の中で 恵花界らと共に 洞内での戦いを行うシーンが ありますが……。
作中では 恵花界からの共有事項として 済まされてしまいます。
…………。
大代大も 目だった活躍を検討した時期もありますが……。最終的には 主要な 3人とは異なり……。
地道な 活動だけの方が、最後の荒井一志との共闘を 華やかに出来ると考え 現在の流れが仕上がりました。
量産型を扱う 2人だからこそ……。作中で強く印象に残る エヌ・ゼルプトとの戦いが 鮮やかに 光る筈だと考えたんです。
…………。
彼誰五班の面々は もしも……。
初期のプロット通りに 神地聖正が ラスボスだった場合……。中盤までは 3人の主人公達との交流も描かれ……。
最後の方で 強制制御による敵対が あったのかもしれません。
…………。
レヴル・ロウの デザインイメージは 以下になります。
L・R ……。「 L 」 + 「 R 」 + 「 ∀ 」 + 「 code-less-の正統強化 」
…………。
……。
このセクションも いよいよ最後の 1柱……。8人目……。戦神 カシュマトアトルについて。
振り返って見たいと思います。
…………。
……。
生前は……。紀元前 400年頃の 移動型民族 アルベギ族の族長の息子で……。
現在の宇宙が誕生してから、歴史の陰で始めて 謎だらけの 遺物の仕掛け……。光の試練に 見舞われる人物であり……。
難解な試練を 生身で打破した とんでもない人物でもあります。
…………。
アルベギ族 最強の戦士の 異名は 伊達ではありません。
…………。
人間離れした 功績のカラクリとしては、エヌ・ゼルプトと光の試練の特性上……。
事が起こった 時代準拠の 戦闘能力に納まった エヌ・ゼルプトだからこそ……。どうにかできた部分があります。
…………。
当然、カシュマト当人が 類まれなる身体能力を持っていた事実と、最初に交戦した後に 機を改めて……。
アルカナの光を 用いて 意思の力で 因果律や 逆因果律に 干渉する秘石 マルクトを……。
意図せず戦いの場に持ち込んだ 偶発的な要因も大きいものでした。
…………。
( 因果律 とは……。
原因があるから結果がある。因果法則。等の考え方。 )
…………。
( 逆因果律 とは……。
因果法則の逆。未来に結果を用意したら 今が引き寄せられて変わっていく。 )
…………。
( アルカナの光 とは……。
因果律と逆因果律にも影響を及ぼす 作中で登場する 架空のエネルギー。生物の意思に呼応する。 )
…………。
( 秘石マルクト とは……。
アルカナの光を 発生させて 増幅させる。作中に登場する 架空の遺物。前宇宙 文明の遺産。 )
…………。
( 光の試練 とは……。
マルクトや アルカナの光を 託せる文明を探す目的で設計されるが、レトの目論みで 世界を破壊する負の試練に。 )
…………。
( エヌ・ゼルプト とは……。
光の試練の進行を司るが、本来は マルクトや アルカナの光の保護が目的だった。強度は相手基準で上昇する。 )
…………。
……。
突飛な話になるので、補足を 6つ設けさせて頂きました。
作品の空気感として 擬似科学が 含まれるオカルトな SFでもあるので……。回りくどいかもしれませんが 上記の通りです。
…………。
カシュマトと 光の試練……。そして エヌ・ゼルプトとの話に戻りましょう。
…………。
生前の カシュマトは、類まれなる 身体能力と、強靭な執念で 当時の 世界基準の戦力を持つ エヌ・ゼルプトと戦います。
時代は 紀元前 400年頃。当然 戦闘機等も 無いので、エヌ・ゼルプトの強さの上限も 現代よりも高くはなく……。
偶発的に、カシュマトの強靭な執念が マルクトと呼応した事で 5体の エヌ・ゼルプトを打破。
基礎的な 光の試練の達成条件を満たすに至ったんですね。
…………。
( 光の試練 達成条件 1 ……。
君主型、天使型、遺物型から 各 1体ずつを 打破し、更に型を問わずに 2体撃破する。失敗条件を満たさない。 )
…………。
( 光の試練 達成条件 2 ……。
達成条件 1を 満たした後に、審判と 世界を打破する。 )
…………。
( 光の試練 失敗条件 ……。
マルクトを扱う英雄の完全な遺失 死亡。試練を始めてから 22年を超過する。 )
…………。
( 光の試練 恩恵 ……。
達成した生物が マルクトを自在に扱えるようになる。秘石の扱いが 貸与から譲渡に変わる。 )
…………。
( 光の試練 留保条件 ……。
後光の鍵 mehaloの 動作。これを知っているのは イェルクス、ヘキソットのみ。トーラは重要性の高さだけ認識していた様子。
ナティファー = 夢川結衣は、記憶移送の応用で 12話の主人公との交戦時に コレを知る。 )
…………。
……。
再度、補足を入れさせてもらいましたが……。
作中では この辺が まとめて 開示される事はありませんでした。これについては 少し勿体無い事をしたと思います。
エヌ・ゼルプトに関連する 単独崩壊などの仕組みの開示も含めて、入り乱れるシーンが多く……。
難解な印象が目だっていたかもしれません。
…………。
作中でも大きく関わる事なので、上手く描写できればよかったのですが……。
乱切りでの 開示でした。個人的には 反省点の 1つですね。
…………。
……。
さて、幾度か脱線していますが……。もう一度 カシュマトの話に戻ります。
…………。
つまり、カシュマトは 志と 豪運と それをこなす体力をもってして、怪人 エヌ・ゼルプトを打倒したんですね。
最終回付近で 当人の口頭で 判明しますが、エヌ・ゼルプトが何者なのかを知り……。
同様の悲劇を起こさないために 根本的に撲滅したいと、カシュマトは考えます。
…………。
これが大きな間違いでした。志はともかく 知らな過ぎた 欠点が容赦なく襲い掛かります。
アルベギ族の反映を見た後、マルクトを用いて……。
世界の エヌ・ゼルプト……。イェルクスと 身を一つにしますが……。生物では無くなってしまい……。
アルカナの光の特性を 自身で自由に扱えなくなってしまうんです。
…………。
( 作中では……。同様に 主人公達……。主に丹内空護の身を案じて……。
夢川結衣も エヌ・ゼルプトとしての行動に反発しますが……。これが原因となり 単独崩壊が 起こり始め……。
13話時点では かなり弱体化しました……。 )
…………。
( 作中では 他にも マーへレス、ドゥークラ、イェルクスも単独崩壊を起こしています。 )
…………。
( 単独崩壊とは……。
本編 9話の サブタイトルとして登場。後に エヌ・ゼルプトに起こる 自己破壊プログラムだったと 明かされる。
エヌ・ゼルプトとしての役割を 意図して大きく離れ始めると 発生……。
個体の弱体化、狂暴化等を経て、自己破壊が進む末に 周囲を飲み込んで消滅する 小型のブラックホール爆弾化を促す物。
元々、複数体で同時に発生するのは想定さていない。 )
…………。
……。
エヌ・ゼルプトとしての 行動制限の有無に カシュマトが気がついたのは……。
既に 22災害が始まってから、実体験として認識します。
…………。
執念なのか……。それとも……。別の要因か……。限られた時間で 自身の身体の自由を取り戻し……。
イェルクスによって 真紅の戦士として 作り直された 身体で、エヌ・ゼルプトとピップコートを消滅させていきます。
…………。
結果的には 22災害の被害を 最小に抑えられたかもしれませんが……。
それでも……。光の試練の 既定路線が変わった訳では無く……。作り直された身体の支配権も 剥奪され始め……。
マルクトの中の ヘキソットが残した 仕掛けの中に、自身が知る エヌ・ゼルプトの強さをイメージとして隠しました。
…………。
一言で表すなら、負の仕掛けから抜け出せなくなった 前作主人公のような……。そんな立ち位置です。
…………。
先程、紹介した 天瀬慎一とは 別の流れで 作中の背景を盛り上げる 過去編の主人公とも言えるかもしれません。
ヘキソット関連のアイディアは 初期から存在していましたが、カシュマト周りは その少しだけ後に考えました。
…………。
架空のエネルギー。アルカナの光と エヌ・ゼルプト……。そして タロットカード……。
これらの バラバラの要素を 結び付ける為の 背景を考えて、練り込んだ末に 出来た 過去編です。
…………。
……。
タロットカードを作品作りに取り入れると、カードそのものが 魔力的な何かを持つとか……。
何かが封印されている設定等が 主流のようです。
…………。
しかし、その設定では 多数の先人が 既に作品として 作っている為……。
差別化を考えて 思い切って このような形に しました。
…………。
調度、私も 部族の戦士や 海の民などの要素が 好きだったので……。
マクアウィトル( 木剣 )等も作中に交えられるチャンスだと……。趣味に走ってしまったんですね。
この辺の趣向もあって 怪人エイオスの ベースデザインも ジャガーマン的な発想から 人間を着用した古代遺物となってます。
エヌ・ゼルプトは 更にその上から 無機質で かつ 有機的な 難しいラインを狙って……。といった感じでしょうか。
…………。
タロットカード事態も 完全なルーツは不明だった事も有り、2段階式の 過去を怪人に用意して……。
このようなシナリオラインが 仕上がっていきました。
…………。
ヘキソットや トーラについても、もっと濃ゆい エピソードが用意されていましたが……。
本筋の為の 物語で、脱線しすぎても仕方が無いですし 全体の話数は 決めていたので、こちらも最小限度の過去編で 割愛。
…………。
複数のキャラクター達の 生い立ちが、今作の深みを作ってくれていたら 良いなと思います。
詰め込み過ぎた感じは 否めませんが、繰り返し 思い出したときにでも 楽しんで頂ければ何よりでしょうか。
…………。
他にも登場キャラクターはいますが……。複数の主人公については この辺で。
………………。
…………。
……。
~作成時に感じた事と……~
…………。
~作成時に感じた事と…… ~
…………。
ふと思いついた事や 短い内容は その都度、Twitterの方から 発信してたりもしましたが……。
こちらでは、それ以上の事を より赤裸々で 濃密に 見ていきたいと思います。
…………。
本作 「 開闢流転 アルバチャス0 」では……。
先述した「 アルバチャス誕生 」の 項目にも ある通り、それなりの時間とプロットを用意して作成しました。
その辺のボリュームの詳細は 先に掲載した 年表等を参考にしていただければと思います。
…………。
プロット制作、webページ制作からを合わせると 総計 約 2年程の期間……。
個人連載時の 1年 2ヵ月程の間でも……。思いもよらない事が 度々 発生しました。
走りだした後の 度々は……。連載速度にも影響するので、その都度 頭を悩ませます。
…………。
……。
例えば……。
全体のプロットを用意して 各話の流れを 準備しているにもかかわらず、シーン通しの 繋ぎに悩む事もありましたし……。
複数の キャラクターが登場し、行動や 発言が 入り乱れるシーンは……。
それぞれの精神状態を加味して 何日も 悩む事もありました。
…………。
当時は この問題が、本当に大きな壁に思えて……。
悪戦苦闘を繰り返してますが 恐らくこれが、創作時に発生すると 言われる 産みの苦労の 1つなのでしょう。
打破した手段としては……。ひたすら 考え続ける事。
…………。
これが 私にとっての ひとまずの大前提なのですが……。
道に迷った時等と同じで……。原点に戻り 情報を洗い出す事でした。
…………。
……。
このシーンは、どういった流れにしたいのか ?
このシーンは、どういった流れで今の形になっているのか ?
今の形は……。俯瞰的に見ると 具体的には どんなシーンなのか ?
目指す形は……。具体的には どんな シーンで……。必要な 流れや 条件は どういったものなのか……。
致命的な矛盾はないのか ?
…………。
行き詰まるたびに……。
あらゆる角度で 今と 目標地点を分解して、箇条書きにしていきます。
…………。
……。
私は 今回の 作品が 処女作の 駆け出しの人間ですので……。
熟練した方々や……。他の創作者の中には もっと 適切な手段を確立している方も いるのかもしれません。
…………。
あくまでも、私の 手探りで見つけた 自己流での方法ですが……。
壁や崖に 辿り着くたびに これを 繰り返していきます。
…………。
最も 制作時に悩みながら作っていたのは、実は 序盤も序盤……。22話以前までの全てでした。
もちろん……。それ以降に全く 悩まなくなるわけでは ありませんが……。
プロットが有っても 書き方や 描写の スタンス……。中盤以降への 各シーンの影響力等……。
数えきれない 可能性を危惧しては、立ち止まっていたと思います。
…………。
お陰様で、洗い出しを行うのが 手段として定着し……。
それまでに気が付けなかった 着眼点に気が付けた事も 多々あったように思います。
具体的に 〇話のコレ !とは いきませんが……。
ライブ感を修正する きっかけになった 感覚だけ 今でも 強く残ってます。
中でも……。これによって 大きく存在感を 出すようになったのが、彼誰五班の面々でした。
…………。
彼らについては 本編を読破した 皆さまが ご存じの通りです。
最初は 目だった 活躍は無くとも……。
最後には 作中でも不可欠で 小さくない影響力を 出せるまでになっていきましたね。
…………。
本作の全てを 箇条書きにすると、ひたすら 詰め込み過ぎな 材料だらけに成るのかもしれませんが……。
これらを 1つの作品に まとめられたのは……。何にも代え難い経験ですし、書き続けてよかったと 思えます。
個人 web サイト の 無名の作品が……。
数多くの読者の皆様から 追いかけて頂ける点を見ても、とても幸運な体験が出来ました。
………………。
…………。
……。
~作中の仕掛け ?製作上の縛りプレイ ?~
…………。
ここまでの話の中で 割愛しておりましたが……。
今作の それぞれの 各 1話内の構造は、2 ~ 4節に別れた 形式を取って作成しました。
…………。
場面転換や まとまりの中での テーマの変化……。
時には 作中での 日時の変化等の何れかを 示唆する頃合いで 節を切り替えて サブタイトルをつけております。
…………。
読者の皆様は、途中から 感覚的に この変化の基準を 察知した方も 多いのではないでしょうか。
文字だけの表現では、場面転換や視点変換は 少ない方が 読了中の ストレスが少ないと思われるので……。
どうしても 視点や 作中での日時……。場面が変わる際に パターンとして 受け入れやすいように工夫したつもりです。
…………。
……。
今作の 各話の中には、他にも いくつかの仕掛けを用意していました。
…………。
タロットカードが占いに関連する物なので、至る所に 他にも占いに用いられる要素を散りばめている事と……。
特定の話の 話数と タロットカードの大アルカナとで、リンクさせている事です。
…………。
占いに用いられる要素の利用について、顕著なのは……。花言葉です。
極めて身近な……。例えば 子供の頃の遊びでも 花占い等が ある通り……。
花や 花言葉を通して表現している描写も多々あります。
…………。
この辺については、商業 趣味問わず……。
多くの方々が取り入れてる 表現方法だと思いますので、これ以上 話す事はありません。
作中でも気に成る 植物関連の表現を見つけて、気が向いた時に……。
時間の ある時等にでも調べてみたら、ちょっとした発見になるのかなと 思います。
…………。
……。
ここで赤裸々に深堀するのは……。大アルカナと 話数とのリンクについて……。
…………。
……。
もっと具体的に 言うなら……。例えば……。5話の メインサブタイトル 「 皇と法 」。
これは、タロットカードの中でも 特に著名な 22枚の 大アルカナ カードの中から、2枚を 連想できるようになっています。
…………。
連想先は 見ての通り……。
4番は 皇帝、 5番は 法王(デッキによっては 名称が 教皇 の場合もあります。)ですね……。
気にかけて 探していけば、結構 見つけられると思いますし、詳しい方なら 作中で 気になってたりもしたかもしれません。
…………。
何故 こんな事を したのか……。
…………。
実は、最初期に ライブ感で 試しに導入してみた試みでした。
最初は 各話の メインサブタイトルも、2 ~ 4節に別れている サブタイトルも……。
今よりも直接的な イメージでの 名づけを 考えておりましたが……。話数の数字と 大アルカナを関連付けるのは どうか。
…………。
そんな風に閃いてしまったのです。
…………。
正直 これを実際に 試みて思ったのは……。まあまあ大変だなと。
しかし、悪い事ばかりでも無く……。
各話のタイトルや テーマだったり雰囲気を 考える際には 凄く重宝しました。
…………。
それどころか……。慣れ始めていくと サブタイトルや タイトルを考えるのが 楽しくなり……。
各話を制作時に行う 最後の〆作業として……。個人的には かなり楽しみにしていた ポイントにまで成ります。
…………。
……。
少しだけ話を戻しまして……。ここから……。
各話のタイトル……。テーマ……。雰囲気を 考える際の話に、より着目していきますが……。
プロットがあっても 全体的な 空気感は どうしても、最初から 完全には掴み切れませんでした。
…………。
前提として……。私は物語の制作時には 必ず、数話分の プロットを作り直します。
…………。
元々の全体プロットを元にして……。無理のない範囲で 動かせるのはどこまでかを検討し……。
全体の話数の中でも どれ程の尺を それで 使うのか…… ?
今後の 制作分で どれ程 全体の話が動くのか…… ?
それらを動かす 主要な人物達は……。キャラクター達は……。どの程度を想定しているのか…… ?
該当 制作分の中での 登場も含めて 残り 何話程 登場させて……。各 話を進める予定なのか…… ?
そのキャラクター達は その回数以内に、作中で解決予定の テーマを成しえるボリュームになのか…… ?
新しく発生する事件や問題はあるのか…… ?その影響力……。解決の方向性は用意しているのか…… ?
…………。
等々を 想定して 情報の精査を行い……。
必要に応じて バランスを取り直して、足し引きをした 新しいプロットを作り直すんです。
…………。
もちろん。この数話間での 全体への影響力も 必要なら 別にメモを残し……。
後々に 見返せる形へと リブートすのも忘れません。
…………。
……。
全体のプロットがあっても、完全には 形になっていない物を作っていくので……。
完全に 仕上がるまでは、不定形の 領域が存在するのは 仕方がない部分でもありました。
…………。
なので……。
そんな時こそ……。
全体プロットとは別の角度で 大きな指針になるのが、話数とリンクさせた 大アルカナの各意味でした。
…………。
愚者を テーマにした 話なら……。
可能性、自由、焦り、愚行……。等の該当する大アルカナが 象徴する意味合いだったり……。
その大アルカナに相当する キャラクター達の エピソードとして 絡められないか ? とか……。
この段階で 掘り下げておく事、もしくは……。これまでの シーンに補足しておくべき不足はないか ?等。
…………。
今になって振り返り……。総括すると……。
…………。
各話数との 大アルカナのナンバーのリンクは……。頭を悩ませる事も ありましたが……。
意外な形で 話造りに大きな成果を出した なんとも不思議な 試みでした。
ですが……。こんな試みを導入した理由は 他にも有ります。
…………。
……。
実は……。全体の話数も このリンクによる所が 大きく……。以下の構成になっています。
前半の 21話 + 後半の 21話( 後半は 22話から 1として再集計 ) + 最後の 4話( 43、44、45、46話 )
…………。
何故こんな 形を選んだのか……。
それはタロットカードには 正位置と逆位置……。最低でも 2種以上の意味合いを持つからです。
…………。
作中では 大アルカナに相当する 各種キャラクター達ですが……。
22にも及ぶ 数に 正位置と逆位置の両方を用意するのは、私の技量では確実に中だるみに直結すると思い……。
別の表現方法を模索。
話の数とのリンクはライブ感で 閃いたものの、こういった部分が 噛み合ったんですね。
…………。
全体のプロットを制作時に 導入を決めたので……。以降から 全体の流れが 如実に なってきます。
…………。
……。
最初の 21話は、主人公目線での 知らない土地で わからない事だらけに 直面しながら……。
街の外からやってきた主人公と、場合によっては 主人公達からは正位置とは思えない 状況を経験し……。
…………。
2週目の 22話からの 21話分は、その逆側の意味も 含めて 謎の裏側を知りながら進み……。
…………。
最後には タロットカードとも密接な関係が噂される……。
生命の樹の題材に不可欠な 000( アインソフオール )へと進んで行く。
…………。
ですので……。最後の 43話からの 4話分は、作中でも触れた通り 4つ目の 0の概念を 含めた数字になっています。
本来は存在しない 新しい意味を作ってでも 歩き出し進んで行く……。
…………。
そんな作中の流れが、この構造を作った時に産まれました。
惜しむらくは、最後の更新日を 4月 1日 近辺に持ってこれなかった事でしょうか。
…………。
とても奥深い創作の世界では……。
あらゆるイレギュラーが 良い影響も そうでない影響も 等しく及ぼします。
これも そのような 1つの結果なのかもしれません。
………………。
…………。
……。
~ネタ被りとの戦い~
…………。
当 web サイトの home 下の自己紹介でも 紹介している通り、変身ヒーロー作品は 個人的にも 愛好している事と……。
「 アルバチャス誕生敬意 」での紹介内容にもある通り 意図して、オマージュを行っている部分も存在します。
( 愚者のアルバチャス code-0-の フェイスデザインです。 )
…………。
前提として……。多大な影響を受けて 制作している部分も当然 有りますが……。そうでない部分も有ります。
こちらでは……。そういった 意図した部分と、そうではない部分での 裏の お話に切り込んでいきたいと思います。
…………。
さて……。早速ですが……。
変身ヒーロー作品が好きな 私ですが、実は 令和に 入ってから 1作目の途中までしか 視聴できていません。
視聴できていないのは、仮面ライダーシリーズの令和 シリーズです……。
…………。
単純に 時間的な都合が まとまって つかない 時期が 続き……。
そのままの 流れで、本作品の制作に取り掛かる事に成ったからです。
…………。
その為、人伝いに遅れて 情報だけを耳にしますが、ネタ被りが 所々で発生し……。
修正をするか どうかの 戦いが 個人連載時に 発生する事に……。
…………。
あらぬ誤解を避ける為……。これについても 触れていきたいと思います。
…………。
旧約聖書にも登場する 生命の樹……。
大アルカナの 悪魔……。作中での 某組織の 略称や 該当組織の特定時期の役割……。そして 願いを叶える等々……。
…………。
箇条書きマジックとも 言えるかもしれませんが、意図せず 似てしまった部分も 大なり小なり存在しております。
昨今 特に 厳しい 翻案 疑惑問題( 原作の大筋を変えずに意図して盗用し作成する事。パクリ等 )。
…………。
無用な争いを避ける為、これについても 本作品を制作する傍ら 調べさせて頂きました。
…………。
翻案は……。
その性質上 どうしても、意図して 悪意をもって似せた……。作品の致命的な根幹を寄せた等……。
……で該当する場合があるそうです。
つまり、今回のケースは その限りではないと 思っています。
年表などを参考にして頂けると、偶発的な 一致だと わかりやすいのではないでしょうか。
…………。
また、創作を行うにあたって ネタ被りは 多かれ少なかれ発生するもの ですし……。
ジャンルが近い事と……。タロットカードが カバーしてる 要素の範囲がもつ広さも含めて……。
これらに肉付けしていくと 自然と 複数の作品に似てしまう部分も出るのかなと 思いました。
…………。
これで 翻案疑惑問題も 気にしなくて良くて ネタ被りとの戦いも終わり……。ではなかったんです。
…………。
……。
「 アルバチャス誕生経緯 」でも 紹介が ある通り……。
主要な キャラクターイメージのイラストは、本編の作成前に 概ね 終わらせていたのですが……。
そのまま出すには致命的かもしれない デザインのキャラクターが 誕生していたんです。
…………。
これに気がついたのは 2021年 春~夏 頃でしょうか。
…………。
2021年 秋から始まる 某シリーズの 3作目の 主要キャラクターと、見た感じでの印象が 近かったんですね。
当時……。初期デザインでの AA-18は 白色の発光部分が 青色でした。
黒っぽい メインカラーの 全身に 青系の 差し色。
…………。
該当人物の名前のイメージから その配色を選択していたんですが……。
( 丹内空護=空=青、宙=黒 )
…………。
想像して頂ければ わかる通り……。
流石に これは 意図したものでなくとも 作品やキャラクターのイメージに影響を与えかねないと 危惧し……。
作中で AA-18が 登場するまでに、試行錯誤を繰り返し……。細部のリデザインも施して 現在のデザインに辿り着きます。
…………。
これが ネタ被りとの戦い 緊急修正 その 1。
…………。
その 2が……。上述の 戦いの勃発から 約 1年後……。
今年( 2022年 )の春頃に発生します。春はいつも 新しい風と共に何かを運んできます。
その 1が 発覚した時と 同じように。
…………。
コレは 人伝いでは無く 偶々 ネットニュースで 見つけてしまいました。
今回も 同様の 某シリーズ。
しかし……。今度は 令和 1作目の 海外スピンオフ告知。
…………。
どうやら 登場する予定の 悪役側で マントをつけている キャラクターが出るようです。
…………。
……。
実は……。初期の re:code -0000-は、旅を続けた愚者が ボロボロの身なりでも 雄々しい印象で変じたイメージだった為……。
穴だらけの暗い赤色の マントを羽織っておりました。
…………。
戦いの果ての手練れ……。黒い ゲ〇ター 1 や……。
多くの仲間の 助けを借りたイメージとして……。
天元を 突破した 超天〇突破 〇レンラ〇ンにも強く影響を受けての マントです。
…………。
こちらも、最終回までには 変更が必要だと 前述の理由から 考え始め……。リ・デザインの戦いが始まりました。
…………。
……。
最終的には……。
AA-18は 白翼のエヌ・ゼルプトと 類似の赤色と、白を合わせた 限りなく白に近い赤色を 差し色に選び。
所々、筋肉要素を増やし……。今のデザインに落ち着き……。
…………。
re:code -0000-は……。
大アルカナの世界にも描かれることの多い 一巡した世界の象徴として 円環を意味する 世界のカードの 月桂樹から……。
動的なデザインでも それを再現したいと 頭をひねらせて……。現在の姿に生まれ変わります。
胸部の 0000は 元々のデザインから 続投でも問題ないと考え……。( というか、コンセプトの根幹的な意匠です。 )
…………。
せっかくなので、-JFC-も リデザインして ネタ被りとの戦いは ひとまずの終わりを迎えました。
( -JFC-には 元々無かった code-16-と類似の肩パーツを 調整しながら 追加し 各部の色の見直しを施工。 )
…………。
レヴル・ロウの 顔デザインが……。某シリーズの 令和 3作目にも、似てるものがあると 更に後日知りますが……。
既に 作中に登場した後だったのと……。
レヴル・ロウの顔は……。「 L 」「 R 」「 A 」を組み合わせたシンプルな物なので これ以上変えるのも難しいと判断。
余り変え過ぎても アイデンティティが 失われてしまいかねないですし……。
そんな指針でネタ被りとの戦いは終息しました。
…………。
その代わりという訳ではありませんが……。
彼誰五班も レヴル・ロウ達も ある時期から 大きく物語の中に組み込まれていきます。
…………。
以後も……。主人公強化後の 分身獲得や、レトの背面から生えた 虫のような脚等……。
ネタ被りの沼が後からも発生し……。不思議な偶然が重なっていきますが……。せっかくなので……。
読者目線での 認識のしやすさ等で、良好な影響が出ていけば 良いかなと思います。
…………。
次のセクションでは 今後について……。
………………。
…………。
……。
~今後について~
…………。
~ 今後について ~
…………。
約 2年程の期間を 今作の制作に捧げたので……。今後 どうするのか……。
少しずつ考えて制作していました。
…………。
この心持は、完結寸前の 40 ~ 46話頃を 制作している時から 一層に強くなります。
当時は……。自分でも 気が早いなとも思いました。
ですので 出来る限り……。頭と心の中の隅の方に なるべく追いやったりして……。
作品作りに 気持ちを注いだんですが、この あとがき を書く頃の、2022年 9月中頃に成ってしまえば……。
これさえも懐かしく感じられます。
…………。
……。
さて、少しもったいぶってますが……。
今後は まず、幾つかの 話の修正を 行いたいと思ってます。
というのも……。今作が私は 初の経験なので、手探りで 文章の組み立てを行っている箇所が多々あります。
…………。
全体を通して 少しずつ、物語づくりの フォーマットが 私なりに仕上がっていきますが……。
これが わかりやすく 出てるのは 恐らく、22話 頃から でしょうか。
面白い事に 半分ほど 進めた折り返し地点なんですね。
…………。
読者の皆様の中でも……。
Twitterの方の リアルタイムな宣伝等にも 目を通してる方は ご存じかもしれませんが……。
ある時期に、集中的に 公開済みの話の 修正も行っていました。
…………。
つまりは この時、個人連載の次回分の用意と……。修正を 交互に行っていたんですね。
次回更新分に含まれる 10000文字程の 1話分を 2 ~ 3日で 書き上げて……。
その直ぐ後日……。修正分として 1話 まるまるを 1日で 推敲しなおす。
そういった スケジュールで……。次回更新分の用意と並行しながら 行っていました。
…………。
修正と言っても、後から つじつま合わせに 話を変更 する訳では無く……。
読みやすいようにする為……。現在の感覚で 自身の過去の表現や、改行位置の見直しを行う 修正です。
…………。
修正と 次回連載分を交互に取り掛かるのは、個人的にも かなり アグレッシブで 突飛な 試みでした。
相応には 疲れましたが、中々どうして それ以上に楽しく……。
22 ~ 24話からの更新分と 31 ~ 33 話分までの更新分の作成は、一気に駆け抜けた感覚が 今でも残っています。
…………。
この間には、約 1 ~ 15話頃までの 修正を 行っていたのですが……。
自分でも 思ってもみなかった 収穫がありました。
…………。
もしかすると……。
一気に駆け抜けられたのは、これが大きな助けになったのかもしれないと、今は思います。
…………。
収穫は……。日常的に 過去の流れを復讐できた事でした。
拍子抜けでしょうか ?
当然 毎回 必要な流れや 要点は、自分用にメモを残しますし……。読み返しもしますが……。
1話分を 推敲 修正し直すと、各登場キャラクター達の 深いところまでを 自然な形で頭の中に 残しやすかったのでしょう。
…………。
先述した通り……。
私が 最も悩みながら 制作を行っていたのは……。22話までの 前半部分です。
頭を悩ませる理由は……。22話以降への 影響の及ぼす 全ての見せ方と、不足が無いか……。
後半の各話への 兆しを 残せているか……。これらについて 神経を 鋭くさせていたからです。
…………。
ようするに……。22話以前は 22話以降を書く際に 伏線の宝庫だったんですね。
…………。
……。
修正を行った 最大の理由は……。
新規の読者様や これまでに追いかけて頂いた皆様が、読み返した際に 物語を追いやすいように……。
…………。
書き続けて 向上した常態での 文章に 寄せた方が、後半へのギャップが 小さく……。
読了中のストレスが緩和されると思ったからです。
そんな風に考えての試みでしたが、先程の収穫が 以降の話を作成する上で大いに役立ちます。
…………。
自分でも 気がつかない間に曖昧になっていた 伏線の 再検証や……。
各キャラクター通しの 関係性の 洗い出しが 以前よりも明確になっていました。
とても大きな収穫です。
…………。
そんな過去分の修正も、話を前に前に進めようと 集中した結果。
…………。
途中から これについての 手が回らなくなってしまいますが……。これによって……。手探りな頃の……。
今よりも 粗削りな面が目立つ 文体の話が、数話ほど 未修正のまま 残ってるのが現状です。
…………。
具体的には……。16、17、18、19、21、22話 辺りでしょうか。
…………。
1話から順番に 修正 改良を行い……。後半の 話の作り方 表現方法に 近づけて完了したのが 15話までです。
( あとがきを 用意している 2022年 9月時点での お話になります。 )
…………。
ですので……。今後は 少しずつ 16話以降の 修正 改良を行い……。
読み返す際にも 新規の方が読み始める際にも、優しい 表現に変えていければと 思います。
…………。
……。
後 他には……。4人のアルバチャスが 並んだ 宣伝用の イラスト等の 強化モード版、話数準拠版 等……。
少しずつ ポージングイラストの 増産も出来たら 良いなと 考えたりもしますが……。
こちらの優先度は少し控えめだったりするので……。もしかしたら いつの間にか イラストが増えているかもしれません。
…………。
いずれかの活動に動きが有ったら また Twitter等で 告知を行うと 思いますので……。
末永く アルバチャスを 応援して頂ければ 嬉しいです。
………………。
…………。
……。
~ 短編の作成 ? ~
…………。
アルバチャスについての お話を 先程までしていたのに……。
何やら 物々しい 見出しで始まりました。
…………。
短編……。気になりますでしょうか ?……どうでしょうか。
…………。
実は、完結前から 幾つかの プロットが 御座いまして……。創作をしている方は あるあるかもしれません。
1つの作品を制作中に、異なる別の ネタが 思い浮かぶ……。
これを どうするかは、その著者さん によるんでしょうが……。私も 例に漏らさず 同じ現象に見舞われました。
…………。
私の場合は、今作の完成を 最優先にしていたので……。ネタのアイディアだけを 別にまとめております。
温めている アイディアは 6つ。
…………。
その中の 3つは 特撮風 作品ですが……。2つは アルバチャスの話の中で 名前だけ登場させました。
Doon !Really ? Ultimate
(ドーン リアリー アルティメイト)
・Hound
(ビュレットハウンド)
…………。
……。
こちらですね。
作中では 丹内空護( 旧姓 乙黒空護 )と夢川結衣が 子供の頃に 視聴していた映画として登場します。
ビュレットハウンドについては 少しだけ 作中で 内容に触れられており、天狗モチーフの 空のヒーローだと 明かされてますね。
…………。
残り 1つの 特撮風 作品は……。
Over Chain
(オーバー・チェイン)
…………。
タイトルだけでは 全然 わかりませんよね。
ですが……。基本的に私は……。
全体の内容を 加味してタイトルを つけるので、どういった話なのかは 既に決めてあります。
どうせなら……。同一 ジャンルだけで まとめて 並べてみましょうか……。
…………。
……。
Doon !Really ? Ultimate
(ドーン リアリー アルティメイト)
・Hound
(ビュレットハウンド)
Over Chain
(オーバー・チェイン)
…………。
……。
今から 私も ワクワクしてます。
アルバチャス程 永くはさせませんし、各 1 ~ 2話で納まる 想定で思案している所です。
…………。
さて……。今回の セクションでは、プロットが 6つあると……。提示しました。
…………。
特撮風 作品 3つの他へと話を移していきましょう……。
残り 3つ……。これは……。異世界系の お話になります。
…………。
こちらの 3つは アルバチャスよりも 以前……。2012年頃から 温めているのですが……。
私は ヒーロー作品の他にも、永らく愛好している 物語があります。
…………。
ハイファンタジーの 金字塔……。指輪物語です。
…………。
トールキン氏の世界観は 流石と言った所で……。
あれ程の世界観を 細かい架空年表で作成する創作は 簡単なものでは無いでしょう。
時間を掛けてでも 同様の挑戦を行いたい一心で 作成しているのが、残りの 3作品だったんですね。
…………。
作品は 3つに別れていますが、こういった 流れでの紹介から わかる通り……。
単体でも 1つの作品として 完成しておりますが、全体で見れば 3つが 一括される 構成で作成している物語です。
…………。
こちらの詳細は、まだ公開しかねますが……。
熱く……。面白く……。壮大に……。素敵な作品を作れればと 考えております。
…………。
世界観を 構成する大部分や 国々の関係、組織等も 既に用意はしていますが……。いかんせん 永いお話です。
全てを 無料公開の連載で明かすのも、生活の上で難しい部分もありますし……。
それ程の お話は 技量が より一層 問われるかと 思われます。
その為 こちらは……。気が向いた時があれば 導入程度のボリュームで 1 ~ 2話程 用意するかもしれません。
…………。
幾つかのプロット について 紹介させて頂いたので……。こちらのセクションは この辺で……。
いずれにせよ……。
今後 時間を作って、何かしらの短編を -52-folder- 内に 掲載できれば 良いかなと 思ってます。
………………。
…………。
……。
~ 挑戦したい事 ~
…………。
今作で得た 経験を 今後も育て いろんな作品に役立てられたらと 考えています。
それに何よりも、作る事の楽しさは 私にとって 他とは代えがたいものだと今回の活動を通して 実感も出来ました。
完全な商業レベルでの ナラティブな物語の 創作と納品は まだ難しいかもしれませんが……。
…………。
シナリオの プロット制作の お手伝いとしての相談や……。ゲームシナリオの プロット制作……。
ヒーローや 異形 デザインの ベースプロット制作の お手伝い等は、今後 着手してみたいです。
…………。
シナリオ造りに関しては……。
長い話造りでの 全体のバランスの取り方等、自身の実体験を交えて 相談に乗れる所が あるのかなと思っています。
…………。
趣味を超えて 表現者の 1人として活躍したくもあるので……。
…………。
まずは……。受け入れが出来る状況を作ると共に勉強の 準備も進められたらと 今は思案中。
こちらの方も 正式に 動き出せるタイミングで 追加の告知を 検討しております。
商業を目指すと成ると、完全に未知の領域ですね。
…………。
……。
………………。
…………。
……。
あとがき の 最後に
…………。
ここまでで 今作を終えた 私の あとがき は、本当に最後になります。
濃密に……。赤裸々に……。
…………。
そんな あおり文句を 冒頭に差し込みましたが、意外な情報や 知りたい情報が 読者の皆様に届いてますでしょうか。
最初の方とは逆に、最後の方は あっさりと ?していたかもしれません。
…………。
アルバチャスについては、他にも 語れる内容や 裏側からの視点が 多々ありますし……。私も名残惜しいですが……。
あとがき としても、最後とさせて頂きます。
数話程の修正と イラストの増産などは 今後もあるかと 思いますが、この辺で 一度 ひと区切りしたいと思います。
…………。
今後も もしかしたら、今作のようなボリュームの お話を作る事も有るかもしれませんが……。
ひとまずの お別れです。
…………。
製作期間 約 2年間ほど……。本当にありがとうございました。
………………。
…………。
……。
- 46 話
- 01 話